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● 2012年5月号 「ゴールドインレーでも2次カリエス」

虫歯を治療する材料は何が良いのでしょう?
多くの歯科医はゴールドインレーを勧めると思います。
金の含有率が高いと精密な充填物を作れるからです。
でもゴールドインレーが入っていても安心ではありません。
治療前の状態 きれいなゴールドインレーが入っています。
痛みなどの自覚症状はありませんが、レントゲンを撮ってみると・・・
一年後:治療終了時 インレーの下に2次カリエス発見!!
一年後:治療終了時 ゴールドインレーと接着剤を取り除くと、大量のカリエスがありました。
赤く見える部分が虫歯染色液で着色した虫歯です。
一年後:治療終了時 慎重に虫歯を削り取りました。
幸い神経は保存できそうです 。
治療から10年後 詰める範囲が大きいので樹脂系の材料では強度に
不安があります。
アマルガム(銀と水銀の合金)を直接充填し
即日終了です。

高価な材料を使っても2次カリエスを完全に防ぐことは不可能です。
詰物などの治療をした歯は定期的なチェックが必要です。
もちろん虫歯を作らないことが最良なのは言うまでもありません。

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